nanndemonaiyouのなんでもない様

好きな言葉はバールのような物、嫌いな言葉はなるようになる です

眠れない夜のこと。裸足のままベランダに出て空を見たら思ったより明るくてどこか懐かしくて色んなことを思い出していた。窓の前に椅子を出し、見張るようにしてずっと父の帰りを待っていた小さい頃のあたし。遠くの高速道路に見つけられる訳のない父の車をずっとずっと探していた。いくら探しても父の車は見つからなくてこのまま父が帰ってこなかったらどうしようと不安になる。不安が募ってついに泣き出してしまいそうになると決まってドアの開く音がする。締め付けた喉が一気に緩む感覚がした。
そんな記憶を巡っているうちに気が付けば何故か最近で一番という位泣いてた。気持ち悪くて自分でもびっくりするぐらい。
空にはそうゆう力があります。さっき知りました。八月のおわり一日のはじめ。
足の裏を黒くしたまま、また布団に潜った。ひんやり、また今日ものっしりと今日がはじまる音がした。

天気の良い日

人は雨を嫌います。でも実はわたしは晴れよりよっぽど雨の方が好きです。なんなら雷があってもいいくらい。俗に言う「天気が悪い日」がわたしにとっては「天気が良い日」なのです。
外出する時に雨が降っていると傘を差さなきゃならないし濡れるし髪も乱れるので、暑くなく雨も降っていない曇りが最も都合が良く有難い天気なのですが、外に出ず家に籠っている時は雨が降れば降るほど気分が上がります。シトシト、ザアザア、ゴウゴウなど様々な雨の模様を感じながら間接照明だけの落ち着く部屋で何をする訳でもなくただぼーっとしてみたり、それらと混ざった音楽を聴いてみたり、黙々と作業をするのはそれぞれに集中出来てとても良いです。
朝起きて窓の外を見ると音を立てて雨が降っている。朝なのにひんやりとしていて薄暗い。この不気味な雰囲気がわたしだけの秘密の楽しみなのです。

物をピッって取ってくる人とクチャラーも嫌い

年上の人が嫌いです。特に大人の男性が。

自分の事をわたしよりも絶対上だと思ってるから見下してるのが威圧的な言動から伝わってきて凄く怖い。胸がドキドキする。震える。苦手。嫌い。

昔付き合ってた大好きな人に怒られてそれからトラウマでこうなりました。怒られたことで大好きな人から嫌われちゃうのが一番恐ろしかったあの頃のわたしは好きな人への執着が凄かったんだと思う。

普段優しい人が急に怒るっていうこの非現実的なコントラスト、エグい。急に怒るのどうにかならんもんかね。

だから大好きなはずのバンドマンさんも凄く怖くてライブハウスでは全然話せません。折角話しかけてもらっても逃げちゃいます。これも憧れの人から嫌われたくないっていう考えから来てるんだなーと。

やっぱりわたしはふわふわのあたたかいたまごみたいなひとがだいすきです。

あと道枝くんかっこよかった

映画を観た。主人公の女の子は寝る度に記憶を無してしまうから毎日日記を書いていて、そんな彼女にも恋人が出来たんだけど彼は心臓病で死んでしまうというまあ映画自体はよくあるといえばよくあるって感じの映画だった。

でもこれを観終わった後に気付いたことは大切な人の記憶に自分が残されていることは凄く幸せなのだということ。どれだけその人の近くに居ても記憶に残れていなかったら意味が無いし、逆にどれだけ離れていても会話が無くても記憶にさえ残っていればいつでもその人の傍に居るような感覚になれる。

わたしはあなたの記憶に居るのかな。わたしは四六時中記憶の中のあなたを中心に生きているけれど、あなたがわたしを思い出す機会はありますか?時々でも凄く嬉しいから思い出して欲しい。あなたの脳内を蝕んででも1番近くに居られる存在でありたい。と鑑賞後に思える映画を観た。

瀬戸線はなぜ精算兼用機とやらがない

せかせかすることが嫌いです。

例えばパカパカの青信号を走って渡ることとか、行ってしまいそうな電車に駆け込み乗車することとか。

自分がせかせかするのが嫌いなのと同時にせかせかしてる人も嫌いです。

この二つに共通することは余裕が無いってことだと思います。だからわたしは日々余裕を持つことを意識して生きています。が、さっき電車に乗ろうと駅まで走って行き、発車時間まで残り1分だったので定期にお金が入っていないのを知りながらも改札を通り電車に乗って目的の駅に着きました。駅までのお金を払おうと駅員さんに話しかけましたら、その人は凄く無愛想で怖くてせかせかしました。

無愛想で怖い人もきらいになりました。

スペアな人生

今日は10年ぶりくらいにボーリングをしました。
本当に10年ぶりであっているのかさえ曖昧な位、ボーリングをするのは久々で、上手くできるかな〜と思ってたらストライク出しまくりで超楽しかったです。これくらい人生もトントン行けばいつもの気持ちになることもないんだろうなーと思いました。
話は戻って、ボーリングにおいてストライク出れば出るほど良いのは初心者であるわたしでも分かってるんだけれど、スペアみたいに一回目で零してしまったものを二回目で拾って修復するのがわたしは凄く好きです。失くしていたあと1個のピースを見つけてやっとパズルを完成させられたみたいな感覚になって楽しい。
まあそれでもやっぱストライク出しまくり人生の方が楽に決まってるんだけど。
ボーリングの後は皆で回転寿司に行ってその分のカロリーを消費しようと鶴舞から家まで歩いて帰りました。帰り道は皆でくだらない事でバカ笑いして、在り来りだけれど、こんな日々が一生続けばいいなと思ったのと同時に1年前に戻りたくなって強烈な悲しさと虚しさに襲われて苦しかった。やっぱりわたしは去ってしまった良過ぎる大好きな思い出にとてつもない執着があるんだなーと。これ、あたしの悪い癖です。
そんな自分と上手く付き合って生きれたらなー。
人より生きるのが下手だと思う自分だけれど、人より長けてる所もまあそこそこあると思えばなんとなく頑張れる気がします。がんばりょ〜。