nanndemonaiyouのなんでもない様

好きな言葉はバールのような物、嫌いな言葉はなるようになる です

「高円寺のワンルーム」に住みたい

映画の劇場を観た。長年付き合った恋人達が価値観の違いで別れるという構成で、花束みたいな恋をしたと似ているから既視感を覚えるストーリーだったのに、何故か凄くずっしりとわたしの心に響いた。

彼氏は本当は心から彼女を愛しているけど自分のプライドが邪魔をしてしまい、それをなかなか言動には表すことが出来なくて、彼女は好きな人に振り回されて、凄く大好きだけどこのままでは自分がおかしくなってしまうから別れるという選択をする。

なんかわたしは将来こうゆう恋愛をするんだろうなあと感じた。

それでも、高円寺の狭いワンルーム、下北沢の劇場ライブハウス古着屋花見、渋谷のラーメン屋タワレコ。全部好きな人と、その時を、過ごす事が出来るんならどれだけ幸せだろう。今のわたしにとっては別れる事が決まっているとしても、そんな生活を送りたいと思えてしまった。

こんな気持ちになると決まって四六時中クリープハイプを流してしまうのがわたしの悪い癖だ。

こうやってまた、君への好きと東京の憧れ、2年後への期待が大きくなってしまった。

sekai no owari

数学むずかしいし、また太ってきたし、今日はいつもより可愛くなかったし、人に怒られて、自分が悪いのにちょっと泣いちゃったし、なんか、ほんとうに最近は上手くいかないなあ、

こんな夜には世界の終わりの音楽を聴くのが良くて、聴くのは決まって初期の世界の終わりの音楽。特にinoriとかearthが大好きです。

深瀬くんの唯一無二の透き通った声がドクンドクン音を鳴らすわたしの胸にふんわり入って来て撫でてくれる様な感じがとても心地良い。

こんなバンドどこを探しても世界に一つだけだ。

この耳で世界の終わりの音を感じた時には絶対涙止まらないんだろうなー、その日が来るまでは生きようと思う。

あと、クリープハイプの幻の廃盤を手に入れるまでは。

死にました

もうとっくに関係ない人になったと思ってたのに最近どうしても君が夢に出てきてしまう。しかも毎回この上なく幸せな夢なのが最悪だ。

このまま一生寝ていたいと思う重たい朝を自転車を漕いで受ける向かい風で振り切って学校へ向かう。いい子だから授業中寝ないけれどやっぱり頭は君とのことで埋まっていて先生の言ってることなんかこれっぽっちも入って来ていない。でもそんな50分間が好きだったりして。

君はわたしにとって切っても切れない存在なんだと痛感する。ほら、今も、シャッフルで聴いていたプレイリストが君が好きなバンドの曲に切り替わる。ずるいよなぁ。僕の喜びの八割以上は僕の悲しみの八割以上は僕の苦しみの八割以上はやっぱりあなたで出来ていました。出来ています。

自己紹介

音楽が好き。起きたら誰もいない昼が好き。湿気ったポテチが好き。夏は嫌いだけど冬は好き。薄暗い空間が好き。車や電車に揺られるのが好き。血は嫌いだけど血の色は好き。ひとりが好き。ラーメンは食べる前が一番美味しい。アイスだけ食べていたい。

引っ掻き傷

「何も心配ないから、忘れたりしないから、もし今日の約束が嘘になったら爪を立ててよ。」
あなたはそう言ったのに。あの日あなたが言った通り爪を立てよう。傷ができるくらい強く爪を立ててやろう。なのに手に触れられない。もうあなたは触れられるほど近くに居ない。
どれだけあなたに忘れられても約束を破られても爪を立てたりなんかしないから、また並んで歩きたい。兄弟みたいでも寂しくない。
あなたと手と手握って指と指の間を絡ませられたらもう何も要らない。君の他には何にも要らないのに。

昔好きだった人がくれたプレイリストを久しぶりに聴いてみたら懐かしくて、でも思い出したくなかった事も、忘れてたけど嬉しかった事も色々蘇って感情ごっちゃごちゃに乱れて苦しくなる呪いみたいな音楽 のせいで毎日感情が揺さぶられてる。震度7マグニチュード9.0。昔の人のくせにズカズカ心に入って来てわたしの感情をグラグラ揺さぶる権利はもうないです。やめてください。とか言ってみたって、やっぱりまだ君を生活の一部にしていたいっていう気持ちがバレバレだよね。

こんな静かな夏の夜は外に出て宛もなくぶらぶらしたいものです。左手にはアイスを。右手には君の左手を。

布団の中で最後の曲が終わった。

おなかいっぱい。

昔よく行った夫婦でやってる山奥のパン屋さんに行った。5年以上ぶりなのにわたしの事を覚えてくれていて相変わらずピザトーストは美味しいし、相変わらずおばさんは何にでも「さん」を付けるし、相変わらずおじさんは無口だけど優しくてなんにも変わっていなくてあの頃をそのまま感じることが出来た。将来はああゆう自然に囲まれてのんびりとした生活をしたい。

名古屋に帰って来るとずっと壊れてたベースのペグを治しに初めて行く楽器屋さんに行った。修理してもらっている間に店主のおじさんとよくある世間話をして帰った。おじさんは優しくてお会計を100円だけ引いてくれた。こじんまりとしていたけれど落ち着いていてこれからも来たいと思えるお店だった。

懐かしいものと新鮮なもの。正反対のふたつに同時に触れられた今日。

どちらもわたしにとって刺激的で印象に残るものだった。また今日みたいな日があれば、ちょびっとだけ嬉しい。