nanndemonaiyouのなんでもない様

好きな言葉はバールのような物、嫌いな言葉はなるようになる です

ナイトルーティーン

君の最寄り駅の名前はとっくに忘れてしまった。と思っていたのに、二人で行ったご飯屋さんや古着屋、タワレコ、君の作ったプレイリスト、君が好きだったから無理して聴いてた知らないバンドの曲、思い出したくても思い出せない声の代わりに瞼の裏に映る君の釣られる笑い方、未だに君が出てくる夢などから君の痕が煙草の匂いと混じり出てツーンと強く鼻に沁みる。煙草、すごく嫌だったなあ辞めてくれなかったなあ。

思い出すと苦しくなるような思い出しかないはずなのに記憶の中のわたしはずっと笑っていて誰といるよりも可愛いくって、君と違ってまだ小ちゃいわたしにはあまりにもキツ過ぎて懐かしくて笑っちゃうよ。

残そうとしていないのにしつこく、けれどどこか有難く、あたしにこびり付いている君からの通知がたまに来るだけで、もしかしたらまだ と思ってしまいます。

何故か君はわたしじゃないとダメなんだと自信満々なわたし、意外とまだ好きだったりするからわたし以外と幸せにならないでいてっていうわがままをまた昔みたいにウゼェと笑いながら聞いて欲し〜、ここ最近の夜のおはなし。